世界陸上・競歩で山西利和選手が2連覇!歩くだけじゃない!競歩のルールとは?

競歩って歩く競技なの?

競歩のルール

漢字の組み合わせから『歩いて競う』というイメージが沸きますよね!
しかし、山西選手の『20Kmを1時間19分7秒でゴール』という記録を見ると、決して歩くだけではたどり着けない速さであることが分かります。この数字は通常男性の歩く速度のおよそ3倍、自転車並みの速さとも言われています。

歴史

競歩がオリンピック競技に認定されたのは1908年のオリンピックロンドン大会。100年以上たった現在、ヨーロッパの国々では大会中の沿道にファンがびっしり押し掛けることもあるほど人気種目となっているようです。

ルール

競歩とは、字のごとく走らずに歩く速さを競う競技です。
基本的なルールとして

①両足が同時に地面から離れることなく歩くこと

②前脚は接地の瞬間から垂直の位置になるまで、まっすぐに伸びていなければならない(膝を曲げたままだと両足が浮いていなくても走るのに近い状態となるため、反則となります。)

この2つがあります。

競歩審判員による警告と失格

競歩では1度の反則では失格にはなりません。
審判員は前述のルール違反が疑わしい場合、『イエローパドル』を競技者に提示して警告します。
それでも改善がみられない場合レッドカードが提示されます。4枚レッドカードが提示されると失格になり、『レッドパドル』が提示されます。

ペナルティゾーンが設置されている会場では、3枚レッドカードが提示されたらそのゾーンに一定時間留まらなければならないレースもあります。その後、再び競技を実行できるのでレッドカードが出されても即失格になるわけではありません。

審判員は大変

競歩のルール

ルール通り競技が行われているかは、審判員の目視によって判断されます。映像で判断することがなく、1レースに6~
~9人の審判員がそれぞれの持ち場を厳しくチェックします。通り過ぎていくを選手を一瞬で観察し、正確と公正さで判断しなければなりません。その中でも細かいルールがあり、

①審判員は選手の真正面、真後ろから判断してはいけない

②審判員は静止して判定する。選手を追いかけてはいけない

③審判員は選手と同じ高さの地面に直立し、屈んではいけない

という制約の中で判定をしています。自転車並みで通過していく選手の動きを一瞬で判断するのは、想像以上の観察眼と集中力が必要そうですね!

選手全員はゴールができない?

反則の判定基準でどれだけの選手が失格になってしまうものなのでしょうか?レッドカード3枚まではセーフとされているので、よほどのことがない限り失格にならないのでは?と考えてしまいますが、実はレースに参加する1割の選手はゴールができないと言われています。厳格な判定をものともしない正確な競歩のフォームであることが、完歩するための大原則なのです。

日本人選手が強い理由

日本人選手が大会で結果を出せるようになれた理由の一つに、『日本人審判員の強化』がありました。
世界の審判員がどこに着目しているか?という視点での練習メニューが選手の強化に繋がったとされています。正確なフォームを身に着けていても、集団の中で同じように動けるとは限りません。特に反則になりやすい箇所に、スタート、追い越し、飲食物供給所・給水ポイント、登り降り、ラストスパートが挙げられています。そのような状況下でも他の選手の影響を受けずに歩き切る技術をチームで追い求めた結果、2015年に鈴木雄介選手が20キロ競歩の世界新記録を樹立、その鈴木選手の競歩フォームは世界一美しいと称賛され、世界のお手本にもなっているほどだとか!

まとめ

いかかでしょうか?今回は競歩のルールを調べてみました!中身を知ると、応援にますます力が入りますね!世界が認めるフォームを作った日本チーㇺの活躍に、今後も注目したいと思います!最後までお読みいただきありがとうございました!

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